自分にできること2
前回、自分にできることを自分なりに考えたり、上司に愚痴ったりして、ぐちゃぐちゃでドロドロな感じで考えをまとめた。
それを課員に発表してみた。
俺「課のビジョンはこれです!」
課員「・・・」
俺「ど、どうでしょうか?」
課員「・・・」
上司「ま、まあビジョンがあるのはいい
ことだけど、少し内容が多いかな?」
俺「そ、そうですか・・・」
課員「・・・」
かなり凹んだ。
このビジョンにはかなりの工数をかけて、一字一句慎重に言葉を選んだ。具体的になりすぎるのもいかんし、抽象的すぎても意味がわからない。だから、自分の知識と感覚を総動員して作った。
しかし、ビジネスは結果が全て。ダメなものはダメだ。その日は定時で帰って、布団にダイブして、ふて寝した。
次の日、上司と一対一の面談があった。俺は怒られるのだろうと思ったが、意外な反応が返ってきた。
上司「まあ、たくさんビジョンがあると絵に描いた餅になっちゃう。君が1番何をやりたい?」
俺「これです」
上司「じゃあ、それをできるように頑張ろうか」
正直、この人には叶わないな、と思った。彼は、俺のやりたいことの真意と、今の状況をたった一晩で考え、俺にコーチングをしてきた。これが年収1000万円プレイヤーの実力か、と感嘆した。
結局、3歩進んで2歩下がったものの、方向性は朧げながらみえてきた。新しいことをやると言うのは、血肉を削る思いだし、反発もされるし、無視もされる。正直、馴れ合いな仕事で食ってけるなら、そうしたい。
とにかく、自分のクビをかけるぐらい動くしかない。新しいことをやるにあたり結果を出すには、トライアンドエラーでやるしかない。投げ出さない覚悟が必要だ。腹を括ろう。