楽々ライフ

楽に生きて、楽しく生きる。

年末休み一日目

12月29日、今日から仕事は休み。朝8時半ぐらいに目を覚ました。

大抵の休日は昼ぐらいまで寝てるのに、今日は寝覚めが良かった。たぶん、昨日は職場で納会をして、ビールを2杯ぐらい飲んで、そのままノーストレスで夜9時ぐらいに寝たからだと思う。

 

今年最後の可燃ごみを出すために、厚着をして外に出た。外は快晴で、寒空で空気が澄んでいる。

天気が良いと気持ちが上がる。そのノリで近くのコンビニまで歩いて、ホットカフェラテとパンを買った。私は、朝食はパン派だ。たぶん、幼少からの家庭での食習慣で、それが大人になっても続くということは、バイオリズム的にもそれに適応した結果なのだろう。

 

家に帰って朝食を食べた後は、積読になっている本たちを気ままに読み漁った。まずは「失敗の本質」。

 

 

この本は、歴史音痴の私には難しい本。ノモンハン事件とは、1939年5月、満州国外モンゴルで起きた国境紛争で、日本軍とソ連軍が直接対決した衝突事件。その敗因は、戦場と軍司令部のコミュニケーション不足が敗因だと分析されている。たぶん2回や3回ぐらい読みながら、別途資料を読まないと分からない内容だ。毎回歴史関連の本を読むと思わされることは、一つの事象を理解するために、別途資料を読み漁り、何となく理解したと思ったら、また疑問が発生する。その繰り返しは大変だし、時間がかかる。中々、平日の仕事終わった時間には読み解けない。

ミッドウェー海戦も、海戦というのがイメージ分かない。何か、船員目線の手記ものを読まないと、リアル感が分からないかもな。

 

解読に疲れたので座椅子に寝転んだ。ふと、昨日起きた仕事のことを考えてしまった。

昨日はクレーム処理の是正策を他の課と討論した。一番の問題は、起こした本人が全く反省せず、逆ギレしているとのことだ。会社での仕事のスタンスは人それぞれだし、うちの会社は程々に業績も結果が出ているため、給料も将来性もまあまあ手堅い。しかも建設業だから万年人手不足で、安易に理由をつけてクビにもできない。ある意味、労働者側が圧倒的に強い権力構造で、管理職は部下が辞めないかヒヤヒヤしている。使える奴だったら最高だし、使えない奴だったらまあ良し、といった具合だ。

逆ギレということは、両者に言い分があって、意思疎通ができていない現象なのだろう。とはいえ、是正しないと会社にダメージを与える。私が真っ先に思ったのは、ある程度の恐怖をブレンドさせないと規律と秩序は保てないのだろうと思った。そんな時にふと本棚から取った本は「君主論」。

 

 

この本は、そんなに分厚くないし、マキアヴェッリの皮肉の効いた文体は痛快で、人間味があって私は好きだ。君主とは人間味がある結果が出ない人格者より、ある程度残酷さを持ち合わせた君主の方が結果的に戦果を挙げられると、書かれている。狐のように狡賢い面と、ライオンのように獰猛な二面性を持ち、厚顔無恥でいる場面も必要だとも書かれている。結局、人心を把握するには、理想だけじゃ成り立たない以上、致命的な汚名を被らない程度にダーティーな事をやらないといけない、という考えだ。ということで、私の下に問題を起こす部下がいるとしたら、多少懲らしめる仕掛けを施すかな。こっちも覚悟を決めてやることが、どれだけ相手に本気か分からすしかないと思う。

 

そんなことを眉間に皺を寄せながらかんがえていたら、そのまま転寝してしまい、気づいたら13時ぐらいになってた。せっかく天気も良いからこのまま家にいるのも勿体無いから、ロードバイクつくば駅に行ってみることにした。

空気を入れ、油を差し、いざ出発した。最近仕事が忙しくて久々に乗るから、体の動きがぎこちない。向かい風が強く、中々前に進まない。しかし、日光が気持ちよく、気候的に暖かく気持ち良い。良い休日だ。

つくば駅に着いたら、特に行くあてもなく、何となく本屋に入った。せっかく休日なのでビジネスコーナーを避け、人文や科学、小説コーナーをぶらついた。何となく興味の赴くままに目に止まったのは以下2冊。

 

 

 

最近、思うのだが、何故か中古で手に入れる気が起きない。

新品だと何故か手に取って読むし、読破もする。上記2冊も中古で全然出回っているのだが、何故か新品で買いたかった。それでいて、自分の本棚の仲間として加えたい気分が優った。収集するというより、実際に後で読み返すことも含めて、何となく綺麗な状態で手元に大切に置きたい気分なのだ。

 

次回に続く