楽々ライフ

楽に生きて、楽しく生きる。

仕事に熱中するのは意識高い系なのか?

別に仕事が好きではないが、熱中している。

 

仕事なんてやりたくない。休み明けの月曜日は死ぬほど憂鬱だ。

しかし、朝シャンをして、スーツを着て、髪の毛をワックスで整え、眼鏡を曇りなく綺麗にすれば、自動的にアドレナリンが分泌されスイッチが入る。

 

 

今の会社に転職して3年が経つ。給料は日本の平均で、主に支店の経理、総務、内部統制、監査対応などの管理部門の仕事を受け持っている。

会社のルールは絶対ではないが、社員には基本を守らせる。グレーゾーンは常識で判断する。無駄なコストは省く。設備投資はコスパを吟味し、その必要性を経営陣に説く。

営業利益に直結する部門が気持ちよく働けて、稼ぐことに集中できる環境作りが大事だ。ルールをシステム化し、半自動化し、稼ぎ上げるシステムの構築が肝要だ。経営企画に近いのだろう。

 

ある程度仕事が回せるようになった私は、他者から嫌われても仕事は徹底することを信条にしている。会議では空気を読まず発言し、人の目を気にせず他人を叱責する。大抵、後になって逆に叱られることもあるし、そのうちパワハラで訴えられるかもしれない。

ともあれ、図らずとも本社からはその仕事振りが評価された。今年の4月から地方の支店へ異動になる。そこでのミッションは建て直しで、そこにいるダメ社員を飛ばす代わりに、私がそこに着任する。本社もバカじゃないので、プラスマイナスの評価値のさじ加減を見て、異動を決めたのだろう。

その人事を聞き、最初は面食らったが、今は開き直っている。ミッションに失敗したら死ぬ訳ではないので、達成するまで粘り強くやろうと腹は決まった。

 

いずれにせよ、私は仕事にハマってしまい、情熱的に働いていたら知らぬところで評価されていた。長期的な人生計画なんて持っていないし、ただ目の前の仕事に取り組んでいただけだ。休日もビジネス書や経済、法律、歴史などを読み漁り、何かヒントになる知見が無いか探し、明日は我が身だと思いながら足掻いてる。ライフワークバランスなんてありゃしない。

 

兎にも角にも今年は忙しくなりそうだし、修羅場もあるだろう。修羅場って言っても、死ぬわけではないから大したことないのだが、チャレンジングな年になるだろう。そんな状況でのライフワークバランスは、まずはワークを安定させなきゃ話にならない。基盤固めに専念しないとな。